理事長ご挨拶
 
理事長     多田充朗 
 
 e-AAC設立20周年目を迎えて
 2023年6月に、前理事長谷川氏の後任として、理事長の職務を引き継ぎました多田です。

今年は、e-AAC設立 20年目を迎え,去る2月24日に、お世話になった方々、会員の皆さん

をお招きして、奈良ロイヤルホテルにて、設立20周年記念パーティ―を開催しました。

20年を振り返ってみますと、当時は、ITという言葉がようやく使われ始めたころでした。

GIS(地理情報システム)という言葉も使われ始めました。自治体には膨大な行政情報や、

地図情報があり、電子化の必然性がありました。一般市民にはまだ馴染めないものでしたが、自治体には必要な技術であり、それを構築・支援する技術者が不足していました。

そこで、2004年5月、民間OBの有志が、電子自治体アドバイザー・クラブ(e-AAC)を設立し、ICTGISを利活用して、人材を育成し、地域を元気にする」とのコンセプトの下、ITを活用した社会インフラの支援やITサービスの支援を通じて、行政や地域の様々な課題解決を支援することによって、活動の原点が出来ました。

2012年4月に、活動範囲を広げ、@自治体情報化支援、A学校教育情報化支援、Bパソコン力向上、Cワークショップ、4つの部会に再編制して、子どもから高齢者まで、世代を超えてICTの恩恵を享受できる社会を目指す新しい体制をスタートさせ、現在に至っています。

e-AACはビジョンとし、ICTサービス業界において、地域住民から信頼されるブランドになることを目指しています。地域住民のさまざまな知見やノウハウを共有して、“e-AACならではの強みをしっかりと創り、そして磨いていくことで、地域住民に信頼される高度なICTサービスを提供していきます。

現在、AI等の「テクノロジー」が超高速で進化し、「超高齢化社会」が進み、地域も大きく変化して、「地域DXに向けた取り組みの真っただ中にいます。ChatGPTなど「生成AIの登場は、時代を大きく変えようとしています。時代の変革に抗するのは簡単ではありません。変革・潮流に乗って攻める以外に手はありません。e-AACは、ICTの強い街づくり」をスローガンに掲げ、市民のデジタル社会への対応力向上に取り組み、地域DXを進めることで地域課題の解決への貢献を目指しています

e-AACの提供価値は、より良い未来像を描くコンサルティングと、それを高い技術力で実現する力。そして、様々な地域の活動を巻き込み、人と地域社会とをつなげる力。この2つの力を掛け合わせることで、市民のデジタルリテラシーの向上を図り、サステナブルな社会を実現していきますe-AACにとって何よりも大切なのは、人財であり、会員一人一人がプロフェッショナルとして、自分の強みをしっかりと作って、磨いていくことで、自信がつき、前を向いて思い切ってチャレンジできるようになります。

e-AACの特長は「チームワーク」です。e-AACは企業OB36人の仲間が、活動の原動力です。多様なプロフェッショナルが集まり、目標に向かって共に協力して、チームとして成果を出しています。仲間との一体感を持ちながら活動を継続し、そして地域社会に貢献したときの喜びは、何ものにも代えがたいものがあります。

NPO活動として、各自が高い志を掲げて、地域に密着した活動を続けています。そして、何事も決めたことを徹底して継続し、目標の達成に向かって、強い気持ちで取り組み続けることで、成果に結びつきます。デジタル社会に対応して、Coodination(連携)Sustinability(持続性)の経営理念のもと、地域社会の発展のため、何事も明るく・楽しく・前向きに、また熱意をもって取り組んでいきます。

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